引越しする際に重要なポイントは、仲介業者(不動産屋)の選び方に掛かってきます。賃貸マンションを借りる際、ほとんどの方が賃貸仲介業者を利用するため、非常に重要な要素となってくるのです。

賃貸仲介業者とは、賃貸マンションを所有している家主と、皆様のような入居希望者をマッチングする会社のことを指します。

皆様も駅前でたくさん見られたことがあるでしょう。基本的には、各駅に各地域の物件を扱った仲介業者が軒並み立ち並んでいます。

今回は、この仲介業者の良し悪しを判断基準にする方法を記事にします。これから引越しされる方必見です! ぜひ最後までお読みください。

仲介業者の役割は部屋探し

仲介業者の役割は部屋探し

仲介業者の仕事は、基本的に家主と入居希望者のマッチングまでです。
まずは、この仲介業者の役割をしっかり理解することが重要ですのでお伝えします。

始めに、仲介業者の業務範囲について理解を深めましょう。
仲介業者の業務範囲は、あなたの「お部屋探しの手伝い~契約」までです。

契約後は、仲介業者ではなく、その賃貸物件を管理している管理会社、もしくは家主が対応します。
実は、仲介業者は契約までがお仕事。それ以降のことは業務外になるということです。

この部分をしっかり理解しておかないと、お部屋入居後に大きなトラブルに巻き込まれることがあります。
要は、入居後に何かあったとき、仲介業者を頼っても助けてくれないということです。

重要なポイントは「どこまで情報を共有しているか」

よい仲介業者は、家主や管理会社と密に連絡を取って物件の情報を共有しています。

仲介業者の選び方として、この共有化をしっかり行ってくれるかどうかは重要です。
仲介業者の業務範囲について言及した通り、ほとんどの業者では契約後のことを管理会社・家主に全て投げてしまいます。

契約以降の業務範囲からすれば、家主や管理会社に任せるのは真っ当なことです。

そもそも、物件の細かな情報や過去のトラブルなど、細かなことを仲介業者という立場では知らないものです。(この物件をその仲介業者が管理していれば別です。)

ですから、このような質問を受けた仲介業者は、管理会社、もしくは家主に必ず直接確認をしなければなりません。しかし、皆さんが引越しする際に確認した内容を、管理会社・家主側に確認せずになんとなく回答してしまうことも起きたりします。そして、とりあえず契約を優先してしまうのです。

その「なんとなく」の情報を信じて引越した方は悲惨です。先ほども伝えた通り、仲介業者の業務範囲が契約までになるため、仲介業者が積極的に対応してくれない可能性が出てきます。また、こういった内容は口頭でのやり取りが多いので「言った・言わなかった」の論争が起きるわけです。

わたしが経験した管理会社勤務時の仲介会社の例

わたしが経験した管理会社勤務時の仲介会社の例

私が管理会社に勤めていた時の頃、ある契約者から入居後にクレームが入りました。そのクレームは、仲介会社側が契約を急いで起きた実際の出来事です。
その契約者からのクレームは「仲介業者から聞いていたことと違う。」という趣旨です。

もちろん、私は仲介業者にこの旨を連絡しましたが、その担当者はすでに辞めていて情報共有すらされていませんでした。そのため、結局管理会社側ですべてを対応することになりました。

これはすごく極端な例ですが、引越し探しをしてくれる仲介業者選びをとても慎重に選ぶ必要があります。
また、以前にも記事にした通り、仲介業者は以下のような「おとり物件」など虚偽の情報を使用して、客寄せをしている場合も多く存在します。

このような仲介業者に対して、安心してお部屋探しを任せることができるでしょうか?

※重要事項説明をしている写真挿入(ライセンスを見せて説明している写真)

良い仲介業者を選び方 3つのポイント

良い仲介業者を選び方 3つのポイント

仲介業者・不動産屋は同じ役割を持つ業者。この業者を選び方のポイントは3つあります。そのポイントは物件探し中・契約前の質疑応答・重要事項の確認です。その3つについてチェックしておきましょう。

1・ 自分の希望にあった物件を多く出してくれる

まず、1つ目の条件として「どれだけ物件を出してくれるか」にあります。来客したお客様の意向に答えようとするのは、いい仲介業者です。

仲介業者の営業マンは営業マンで、このくらいの予算のお客さんが来たら、この物件を紹介しようという戦略をもって営業しています。物件の良さを重視して戦略を組み立てる場合もあれば、物件によってもらえる手数料を重視する場合もあります。

ですが、その戦略を潰す意味でもたくさんの物件を出してもらいましょう。戦略に関係なく、皆様の意向に沿った形で対応してくれる場合は、かなりの確率で素晴らしい仲介業者です。

2・ 気になる全ての質問に対応してくれる

あなたが物件に対して気になることは全て聞いてください。そのすべてに対して、きちんと調べて回答してくれる方は、とても良い仲介業者だと言えます。

たとえば、以下のような質問です。

  • この物件の管理会社はどこで、対応はどうか?
  • 過去この物件を紹介したことがあるか? また、その方から特に問題があると聞いていないか?
  • 近隣の治安について。
  • この物件で過去に起こったトラブルを教えて欲しい。

挙げればキリがありませんが、気になることをすべてズバズバと聞いてみましょう。

3・ 契約前に行われる重要事項説明を必ず行ってくれる

仲介業者で物件を契約するときは、必ず「重要事項説明」を行う業者にて契約しましょう。賃貸物件を契約する際は、必ず宅地建物取引士の資格を持った人が重要事項説明(物件を契約する際に伝えなければいけない重要事項の説明)を行うことになっているのです。

重要事項説明についてはまた記事にしますが、通常宅地建物取引士のライセンスを契約者に対して見せて、説明をしないといけません。しかし、資格保持者ではない人が重要事項説明を行ったりするケースが起こったりしています。

営業マンが資格保持者ではなく、別の資格者が重要事項説明をするケースがあります。しかし、その際も2でお伝えした通り、必ず疑問点は質問をしてください。資格保持者でない場合は、質問にしっかり答えられません。

重要事項説明は、契約直前に行います。そのため、トラブルがあったときに仲介業者を変える・決めた物件を変更することに気がひけるかもしれません。ですが、人生の中でも限られた引越しですから、疑問に思ったことがあれば強行して契約をする必要はありません。

良い引越しも他人任せではなく「理論武装」で身を守る

良い引越しも他人任せではなく「理論武装」で身を守る

世の中にはたくさんの賃貸仲介業者が存在します。全てが今回紹介したような業者ばかりではもちろんありません。
しかし、知識をしっかりつけて、お部屋探しをする・しないではトラブルに巻き込まれる確率が格段に下がります。

ですから、今回の知識をしっかりと利用してみてください。この記事が皆様の参考になりましたら幸いです。