以前一緒に講演させていただいた金田さん。金田さんは営業大学という世界で初めて営業を教える大学の設立を目指して日々頑張っている友達です。先日ひょんなことから彼から連絡をいただきました。

中西さん。私の教え子がセブに行くんですが、ぜひお会いしてもらえませんか?彼は大学生で現在20歳です
もちろんです。いつでも時間を作ります

彼の教え子がわざわざフィリピンに来るのですから、当然時間を取るに決まっています。そして、私は彼と合う約束をしました。

20歳の大学生と私の話し

20歳の大学生と私の話し
最初に彼と会ったのは、セブ島のJモール。私が経営しているBrightureが併設されているショッピングモールです。彼は一人で事務所に現れました。第一印象はおとなしめ。しかし、しっかりと自分の旅の報告をしてくれました。

マニラで詐欺に遭いました。

平然とした顔で詐欺にあったことを告白。睡眠薬入りのチョコレートを食べさせられ、気付いたらお金を盗まれていたようです。私ならそんなことがあった瞬間に帰国しているでしょう。しかし、彼はそんなことにもめげずにセブまで来ました。その瞬間、私はなかなか素晴らしい若者だな、と感心しました。

しかし彼からこんな言葉が出てきたのです。

  1. 人生に目的・夢が必要だとわかっているけど、それがない。
  2. でも就活の会社は適当に選んではいけないことは分かっている。
  3. 高校までは部活だけやっていればよかったけど、大学生になりこれから大人になっていく過程で、それだけではいけないと感じている。しかし、どうすればいいのかわからない。
  4. そう感じるようになったのは、大学二年くらいになってから。
  5. 現在大学生で、プールの監視員の仕事をしながら紹介者の金田さんが運営している営業学部で営業の勉強をしている。

彼は私と話しをする中で、自分の思っていることを吐き出してくれましたが、私が彼に対して思ったこと、それは「彼は凄い」ということでした。

むしろ凄いよ、この大学生

むしろ凄いよ、この大学生
なぜそのように感じたのでしょうか?

20歳で色々と将来を考え、その為に何か行動をしないといけないと感じ、営業学部に所属している。そしてそこで営業のスキルを学んでいる。また色々な経験ができるということでフィリピンまで足を運ぶフットワークの軽快さ。

普通こんなことできますか?なかなかできませんね。自分の20歳の頃と比べて明らかに違います。ほとんどの人が何かをしないといけないなど漠然とした悩みがある中、彼はないながらも行動をしている。私は彼を尊敬しました。

今の大人は難しいことを言い過ぎている。

私は最近よく思います。最近の大人は難しいことを言いすぎていると。例えば「やりたいことを見つけろ!」という言葉がそれにあたります。この言葉でどれだけの若者が苦しめられているのでしょうか?私の経験則でも相当数います。

そして、そんなもの基本的にないのです。こういうことを言われ続けることで、結局行動を抑制してしまいます。行動をすることが人生を変えるのに、頭で考えてばかりで結局行動できなくなるのです。「やりたいことがなければだめだ。これはやりたいことじゃないかも」など、これが典型的な言葉です。いつも伝えていますが、そんなものなくていいのです。考えることで一番重要な行動力が抑制されるなら考えないほうがましです。もっと馬鹿になってください。
人生の転機を掴むには、5秒で決断しろ!

セブ帰国後の彼からのメール

セブ帰国後の彼からのメール
さて、彼は帰国後どのような生活を送っているのでしょうか?彼から日本帰国時にメールが届きました。そのメールを全文転載します。

今回の旅行で中西さんだけでなく、様々なセブで働く方々と、出会いお話を聞くことができました。本当にお世話になりました。 私は今回の旅行を通じて感じたことが二つあります。

一つは将来についての考え方の部分です。今までの私は、目的ばかりにとらわれていた様に思います。筋トレをする意味は何か、旅行をする意味は何かなどを考えすぎて「頭でっかち」になっていたのではないかと改めて感じました。

「ただ楽しいからやる」という選択肢の存在を改めて感じました。

将来についても「やりたいことが見つからない」とずっと考えていました。しかしそれよりも大切なことは、やりたくないことであったとしても、目の前のことに全力を尽くす、とりあえず考える前に行動してみるということだと、今は感じます。

当初は観光だけが目的でしたが、とりあえず外国で働く人の話を聞きたいと行動を起こした結果、多くの人に出会うことができたので、とても貴重な体験をすることができました。

もう一つは、海外で働く人々についての部分です。
今回のフィリピンの旅行すべてを通じて「生きるために働く」ということを感じました。自転車でタクシーをする少年であったり、メーターの使用を嫌がるタクシードライバーであったり、毒チョコでお金を稼ぐ人々であったり。この国は貧困であるがために、お金を稼ぐということに目を向けているんだなと思いました。日本で生活しているだけでは注目することができなかったと思います。

狼の方々(※)も日々生活するために、必死に働いていました。しかしその姿はとても楽しんでいるように見えました。私の考える「就職どうしよう」などの悩みはとてもちっぽけなもののように今は思います。
※フィルポータルというメディア運営をしている会社のことです

フィリピンを通じてこの二つのことが一番心に残りました。この他にも「日本食なら何杯でも食べれる」でしたり「炭酸ジュース美味しい」と思うようになりましたが、無駄に考えすぎていたということを一番強く感じました。

「ただ楽しいからやる」ということを再確認できてとても良かったです。「生きる」ということにもっとシビアに、今までよりももっと積極的に過ごしていきたいと思いました。

以上になります。
拙い文章で申し訳ありません。中西さんのおかげでたくさんの方々と出会うことができました。本当にありがとうございました。

実は歳をとればとるほど行動ができなくなります。そして知恵がつけばつくほど、頭でっかちになり行動ができなくなります。もう一度、今の自分を思い返してみてください。やりたいことや夢などを考える時間があるなら、なんでもいいから行動してみてください。行動を続けていれば、いずれ自分の世界が大きく変わることを実感できるはずです。

今後の彼の活躍に期待です。