前回のお話はこちら。

フィリピン・セブ島留学とは?

フィリピン起業物語

最近話題のフィリピン・セブ島留学。

皆さんは聞いたことがあるだろうか?

格安で留学でき、なおかつマンツーマンレッスンが多いため、話す機会がなかった日本人にとっては英語上達の絶好の場所だと注目を浴びている。

フィリピン留学の歴史

※読み飛ばしてOK

知らない人も多いかも知れないが、このフィリピン留学の歴史は結構長い。今から10数年前に、韓国人がフィリピン人の英語力の高さに注目し、英語学校を設立。韓国人が運営している学校は、スパルタ系が多く、校則が厳しい。

校則を厳しくする理由は、学生をメインターゲットとしており、遊んでしまう学生も多いため、校則を厳しくすることで勉強に集中をさせようという考え方があるからだ。

一方、日本人は今から約5、6年前に進出。先ほど記述した韓国系のスタイルが合わなかったため、日本人に合う学校を作ろうと始まった。

現在は韓国系・日系を含めて500校以上の学校がフィリピン国内にあると言われている。

私はたくさんある学校の中で自分にあった学校を選ぼうと各学校のWEBサイトをチェックした。しかし、残念ながら各学校のWEBサイトを見てもあまり違いがわからず、最終的には直感で自分が留学する学校を選んだのだ。

ちなみに私が選んだ学校の特徴をあげると、

  1. マンツーマンレッスンが1日8コマ。お金を払えば追加レッスンも可能
  2. 宿泊施設はホテルを使用しており、浴槽もある。ホテルにはプールと海がある
  3. 日本人経営で安心である。
  4. 教育認可を受けている数少ない語学学校である。

上記の点である。

恐怖を味わった初めての海外渡航

フィリピン起業物語

前回の話でも記載したが、私は海外に一度も行ったことがなかった。パスポートすら持っていなかったし、飛行機すら一度しか乗ったことがなかったのだ。

フィリピン起業物語Vol.1【海外経験0 英語力0 高卒の僕がフィリピンで起業するまでの軌跡】

留学に行くのを決めたのは良いものの、緊張と不安で夜も眠れなかった。28歳のいい大人が恥ずかしい話である。

とにもかくにも、パスポートなどの手続きを済ませ、会社に休暇をもらい、晴れて5週間の留学が確定したのが2014年4月。留学は2014年5月だ。

しかし問題はここからだった。とにかく飛行機がこわかった。手続きの仕方もよくわからない。また、当時は関西国際空港から、セブまでの直行便がなかったため、マニラ空港を経由しなければいけなかった。

実はこのマニラ空港は、毎年世界ワースト空港ランキング上位に選ばれるほど、とにかく最悪の空港なのだ。戦闘能力がクリリン以下の僕にはいきなり、レベル1でラスボスと戦うという試練を与えられた気分だった。

そしてやはり事件は起きた。

マニラ空港で起きた事件

フィリピン起業物語

関西国際空港で荷物をチェックインする際に、係りのお姉さんに、

フィリピン起業物語
必ず荷物はマニラで受け取ってください。その後、もう一度マニラ空港でその荷物をチェックインしてください。必ずですよ!

としつこいくらい言われた。

そう。

「荷物は必ずマニラ空港で受け取らないといけないのだ。」

それ以外にも、色々と会話をした。海外が初めてで飛行機にも1度しか乗ったことがないことなど、不安を聞いてもらった。見た目は28歳のいい大人、中身はクリリンの私の話を、お姉さんは優しく聞いてくれたのだ。

フィリピン起業物語
初めての海外で不安だと思いますが、楽しんでくださいね❤︎

お姉さんは優しかった。

お姉さんの話はさておき、それから2時間後、ついに初海外行きのフライトに搭乗した。機内は思ったより狭く、シートには期待していたモニターもなかったが、思ったより快適なフライトであった。

3時間弱のフライト中に、英語の勉強をしたり、機内食を楽しんだりと、今までの不安が嘘のように意気揚々としていたことを覚えている。

そしてマニラに到着。モワッとした空気に、脂っこい匂い。まるで日本と違う。完全にアウェイだ。

飛行機を降りてからの要領がわからなかったが、乗客についていき、無事荷物の受け取り場所に到着。私は関空のお姉さんが言っていたあの言葉を忘れてはいなかった。

フィリピン起業物語
必ず荷物はマニラで受け取ってください。その後、もう一度マニラ空港でその荷物をチェックインしてください。必ずですよ!

そう。

“必ず荷物を受け取らないといけないのだ。

しかし………

荷物が出てこない。

20分・30分・40分と待てど暮らせど出てこないのだ。マニラ空港は、世界ワースト10位以内に毎年ランクインされる空港である。これくらい当たり前だろう。そう言い聞かせてさらに待った。他の乗客は荷物を受け取りどんどん消えていく。

そしてさらに待った。70分・80分、そして120分待った。でも出てこないのだ。

これはおかしい………

おかしいと気付いた時にはセブ行きのフライトまで残り1時間を切っていたのだ。

中西佑樹
まさか!関空のお姉さんが嘘を教えたのか?

28歳のいい大人の不安を快く聞いてくれていたと思っていたが、うざい客だななんて思っていたのかもしれない。その結果、私に嘘を教えたのでは……とまで考えた。

とにかくお姉さんが裏切ったか?裏切ってないか?論争をしている時間もなかったので、私は慌てて周りにいるフィリピン人スタッフに声をかけた。

もちろん大して英語もできなかったが、自分の話せる英語を最大限駆使し、周りにいた6人に確認したのだ

しかし……

質問者の写真
ここにはないよ。ユーの荷物はセブーだよー
質問者の写真
セブーセブー。セブーにあるよ
質問者の写真
まてまて。ここでもっとまて
質問者の写真
セブーだね。ユーの荷物はセブーだよ
質問者の写真
金くれ金くれ
質問者の写真
マッサージするか?

お金も要求された。マッサージも強要された。

もうどうしたらいいか分からなかった。関空のお姉さんは必ずマニラで受け取ってくれと言ってたのに、ユーの荷物はセブーだよーと言ってるスタッフが過半数だったのだ。もう一か八か賭けに出るしかなかった。関空のお姉さんを信じたかった。でも、もう時間がない。「お姉さんごめん。」

そう心の中で謝罪をし、私はセブ行きのフライトが待つ、国内線へ向かった。しかし、国内線に向かう道中にも、

質問者の写真
荷物もつもつ。
質問者の写真
タクシータクシー

とひたすら声をかけられた。謎の貫禄があるフィリピン人の子供とも出会った。もう泣きたかった。いや泣いていた。

28歳初海外。テレビ番組の「はじめてのおつかい」のようなピュアで可愛いシーンは一つもない。

「金くれ。」「マッサージさせろ。」

そして、荷物の行き先もわからない。こんなドロドロした「はじめてのおつかい」は今までなかったであろう。


※ピュアなはじめてのおつかいをご覧になりたい方はぜひご覧ください。

フィリピン起業物語
※マニラ空港で出会った貫禄のある子供

そしてなんとかセブ行きのフライトに搭乗したのだ。マニラからセブまで1時間。放心状態で1時間のフライトを終え無事にセブに到着したのだった。

そして、さらなる悲劇がセブ島で待っていたのだった。

フィリピン起業物語Vol.3に続く

色々な人は交流したいと考えています。ぜひ中西佑樹に興味がある方ご連絡ください。