「将来俺は起業するんだ!」「30歳までには独立する」など、起業家思考がある方によくお会いします。最近では以下のような質問もよく受けます。

「経営者になるにはどうすればいいですか?」

さて今回はこの経営者について取り上げていきたいと思います。

経営者は誰でもなれる。経営者になることが目的にはならない。

経営者なんか誰でもなれる。経営者になることが目的にはならない。

まず、ここで考えてもらいたいのが、目標・目的が「経営者になること」「独立すること」という方が多くいます。しかし、残念ながらこれは目的にはなりません。目的は、この先にある「独立をして何を成し遂げたいのか?」という部分になります。ですから、「夢は経営者です」という言葉は少しずれた発言です。

例えば、私の場合、小学生の頃「将来の夢はプロ野球選手」とよく作文などに書いていました。しかし、これも経営者になりたいと同じで、目的にはなり得ません。プロ野球選手になってしまったらそれで終了だからです。また、活躍しなくてもプロ野球選手になれば、その目的は達成しています。プロ野球選手でも活躍できずに辞めていく人がたくさんいますよね?それで目的は達成ですか?

経営者になることが目的化するとは、この現象と全く同じことなのです。

もう一つ違う例をあげてみます。経営者になるのはとても簡単だということです。今の時代、簡単に会社が設立できます。経営者になりたければ、すぐに会社を設立したらいいのです。これであなたの目的は達成します。しかし、それでいいでしょうか?

経営者になるということは、その先にある、あなたの目的を叶えるための一つの手段です。目的を達成するために、経営者になる必要がなければ別になる必要は全くないのです。

まずはこの点をよく考えてみてください。それでもあなたは経営者になりたいですか?

経営者になるにはどうすれば?まずは自分が経営者と思って仕事をしよう

経営者になるための準備!自分が経営者と思って仕事をしろ!

さて、それでも経営者になるということがあなたの人生で必要なら、たくさん準備をする必要があります。もちろんお金やビジネスアイデアを考えるなど色々とありますが、今回はこれらの要素以外で大事な点をお伝えできればと思います。

いざ経営者になれば、すべての責任をあなたが負わなければなりません。今までに出会ったことがないような問題も発生し、それを乗り越えないといけません。ではどうすればいいか?まずは日々の仕事で意識を変えることが重要です。

それは、「自分が経営者と思って仕事をすること」です。

自分が経営者だと思った瞬間に見えてくる世界

自分が経営者だと思った瞬間に見えてくる世界

あなたが今平社員であろうが、管理職であろうが、関係ありません。まずは、あなた自身が経営者になったと思って、現在の会社を見てみましょう。経営者だと思って会社を見るだけで、色んな世界が見えてきます。

例えば、

  1. 人の雇用でこれだけの費用がかかるなど、数字面についてみえてくる。
  2. 他の部署ではどういうことが起きているかなど、全体が見えてくる
  3. 会社の方向性をどのように示すべきか?を考える視点が出てくる。

など、数えればきりがありません。

このように自分自身の視点を、経営者視点にまであげるということで、たくさんの気づきが生まれます。そして、その気づきを活かして、仕事に取り組んでみてください。経営者になった時の訓練ができるはずです。

私も不動産会社で働いていた頃、経営者視点で仕事をする重要性に気づきました。経営者視点で物事を考えることで、もっとたくさんのことを知るべきだと感じたのです。

例えば、別の部署がしている仕事内容です。会社の経営者であれば、それぞれの部署で何をしているのか?を把握しています。そして目標を決めたり、問題が起きた時に意思決定をしているはずです。

こう考えると、自分が経営者視点になった時点で、それらを知る必要が出てくるのです。この情報がないと、全体の目標も立てることはできませんし、何か問題が起きた時に意思決定ができません。それでは経営者としてあまりに役不足です。

ちなみに、私が勤めていた会社は、経営者までの距離が近かったので、経営者視点で物事を考えやすかったように思います。もし大きな会社であれば、一つ、または二つ上のマネージャーの視点で仕事に取り組んでみてください。それだけでも見え方は変わります。

経営者になるにあたって考えておくべきこと

経営者になるにあたって考えておくべきこと

経営者になるにあたって考えておくべきことを3つまとめました。

1. とにかく情熱を持って仕事ができるか?どうか。

あなたが会社の経営者であれば、今やっている事業に対して誰よりも情熱を注げなければいけません。そして、その情熱を見せることができて、初めて人の気持ちは動きます。これは社内・社外問わず非常に大事な点です。

想像してみてください。あなたが従業員として、情熱がないトップについていきたいと思いますか?またお客様として、情熱のない人から、もの・サービスを購入したいと思いますか?経営者になりたいのなら、情熱を持って仕事に取り組んでください。

2. 数字に強くなろう

従業員と会社経営者の違いは責任です。特に数字に関しては非常に神経を使います。私が勤めていた不動産会社では、従業員に対して、PLやBSなどの財務諸表が公開されていたため、数字について考える機会が他の方よりも恵まれていたように思います。

例え情熱や素晴らしいビジョンがあっても、数字のないビジョンはただの絵空事です。経営者は、ビジョンを語るなら数字も語らなければいけません。必ず数字の勉強をしましょう。

3. すべては行動で示せ

リーダーシップの方法は様々だと思います。しかし、一番重要なのは、自身の行動で示すことです。尊敬されない上司で一番多いのは、口だけで全く行動しない。成果を上げない。人間です。

この内容が、会社の悪口や上司の悪口を言う際に、一番問題視されていると感じます。私も口だけの人間にはついていきたくありません。そういった点からも、やはりすべては行動で示すことが重要です。

4. 人格者になろう

私は素晴らしい経営者の方とお会いする機会に恵まれてました。その方達の印象はまさに人格者という言葉がぴったりです。
素晴らしいことを成し遂げる人は素晴らしい方が多いと感じました。
振る舞い・態度・言葉遣いなど日々の行動の積み重ねで改善することも多いので早いうちから意識することをお勧めします。

人間力が皆無な自分への誓い。薄っぺらい人間にはならない。

素晴らしい経営者になるには想像以上にハード

素晴らしい経営者になるには想像以上にハード

お伝えしている通り、経営者になって会社を動かすと様々なことを経験します。そしてこの困難を乗り越えるのは、想像以上にハードです。これらを耐えられるだけの忍耐も、もちろん必要になります。

それでもあなたが経営者になり、自分の最終目標を達成したいのであれば、ぜひ挑戦してみてください。私自身もまだまだ新米経営者です。毎日のように困難に直面していますが、日々前進していきたいです。一緒に頑張りましょう!